「上司に『5年後のキャリアプランを考えてみて』と言われたけれど、何も思い浮かばなかった」
「今の仕事に強い不満はないけれど、このまま30代になっていいのか漠然と不安」という方も多いのではないでしょうか。
周りが少しずつキャリアを意識し始めると焦ることもありますが、「やりたいことがない自分はおかしい」と、責める必要はありません。
キャリアプランが思いつかない原因の多くは、やりたいことが明確でないことではなく、完璧な答えを出そうとしている点にあります。キャリアプランは「今すぐ正解を出すもの」ではなく、「今の自分の状態を整理して、仮の方向性を決めるもの」です。
この記事では、キャリアプランが思いつかない原因や作り方、面接や社内面談での答え方まで解説します。やりたいことが明確でなくても取り組める整理方法も紹介しているので、一人で考えてもなかなか答えが出ない方は、ぜひ参考にしてください。
キャリアプランが思いつかないときは
自己分析をやり直そう
キャリアプランが思いつかないときは、まず自己分析をやり直すことから始めましょう。
ここでいう自己分析とは、「やりたいことを見つける」ことだけを指すのではありません。仕事への違和感・価値観・強み・これまでの経験・理想の働き方など、今の自分を整理すること全体を指します。
「キャリアプランを考えて」と言われると、つい将来の職種や役職といった具体的な答えから探してしまいがちです。しかし、いきなり将来の話から考え始めると、手がかりがなく、考えが進まなくなることがあります。
まずは「何をやりたいか」を無理に決めようとせず、「自分を知ることから始めればよい」と捉えておきましょう。
そもそもキャリアプランとは?思いつかない人は意外と多い
キャリアプランとは、仕事における将来の理想像と、それを叶えるための目標・行動計画のことです。
キャリアプランは、一度完成させて終わりにするものではなく、自分の成長や環境の変化に応じて更新し続けるものです。今の自分が納得できる「仮の方向性」があれば十分といえます。
「一度決めたら変えてはいけない」と考えると、キャリアプランを考えることへのハードルが高くなってしまいます。
スタジオテイル社の調査によると、20代の75%が仕事に対する夢やビジョンについて「どちらかと言えばない」と回答しています。
将来の仕事について明確な夢やビジョンを持てていない人は珍しくありません。だからこそ、どう整理するかを知っておくことが重要です。
なお、キャリアプランと混同しやすい言葉に、「キャリアビジョン」や「キャリアパス」があります。キャリアビジョンは「こうなりたい」という理想の姿そのものを指し、キャリアプランはそのビジョンを実現するための具体的な道筋や計画を指します。
キャリアパスは、企業内でどのような職務や役割を経験し、キャリアを形成していくかという道筋を指します。企業が制度やモデルとして示している場合もあります。
面接では、キャリアプランとキャリアビジョン、キャリアパスを混同しないよう注意しましょう。
参考:株式会社スタジオテイル「『将来こうなりたい!という仕事への夢やビジョンがない…』が若い世代に7割」
キャリアプランが思いつかない5つの原因
キャリアプランが思いつかないのには理由があります。なぜ思いつかないのかを理解することで、次に何をすればよいかが見えてきます。
原因は、主に次の5つです。
- やりたいことが明確になっていない
- 完璧なプランを作ろうとハードルを上げている
- 選択肢が多すぎて絞り込めない
- 将来を決めることへの不安がある
- 一人で考え続けて行き詰まっている
自分がどの原因に近いのか、確認してみましょう。
やりたいことが明確になっていない
自分の価値観・強み・興味が整理できていないと、将来の方向性も定まりません。「何をやりたいか」がわからないまま無理にキャリアプランを作ろうとしても、なかなか答えは出てこないでしょう。
しかし、やりたいことが見つからないからといって、焦る必要はありません。多くの場合、やりたいことがないのではなく、まだ言葉にできていないだけです。
普段の業務の中で「これは嫌いじゃない」「これは苦にならない」と感じたことを意識しておくと、あとで振り返ったときのヒントになることもあります。
完璧なプランを作ろうとハードルを上げている
キャリアプランに、最初から完璧な答えを求める必要はありません。完璧を求めるほど「これで本当に正しいのか」と迷いが生まれ、何も決められなくなりやすいものです。
「5年後・10年後まで具体的に決めなければならない」
「一貫した立派なプランを作らなければならない」と考えるほど、ハードルは上がってしまいます。
今の自分が納得できる「仮のゴール」を設定するところから始めれば十分です。
選択肢が多すぎて絞り込めない
現代は転職・副業・フリーランス・リモートワークなど、職種・働き方・キャリアの選択肢が多く、SNSや求人サイトから得られる情報も増えています。選択肢が多いほど比較や情報収集に時間を取られ、かえって自分に合う道を決めきれなくなることがあります。
「自分にとって何が重要か」という基準を先に決めておくと、数ある選択肢の中からでも絞り込みやすくなります。
将来を決めることへの不安がある
「間違った道を選びたくない」という気持ちから、最初の一歩を踏み出しにくくなることもあります。「今決めたら、その道を進み続けなければならない」と考えると、選択そのものへの負担が大きくなってしまいます。
しかし、キャリアプランを考えることは、将来を確定させることではありません。今の時点で方向性を決めた後に、経験や環境の変化に合わせて見直しても問題ないのです。
「決定」ではなく「仮説」として捉えることで、選ぶことへの不安は和らいでいくでしょう。
一人で考え続けて行き詰まっている
キャリアの整理は、自分の頭の中だけで考えていると堂々巡りになりやすいものです。誰かに話すことで初めて言葉になること、気づけることもあります。
頭の中では漠然としていた考えも、声に出して人に説明しようとすると、言葉にしやすくなることもあるでしょう。
「一人で考える」だけでなく「誰かに話して整理する」というアプローチも、有効な方法のひとつです。
キャリアプランが思いつかないときの5つの整理方法

キャリアプランが思いつかなくても、やりたいことがわからない状態から取り組める整理方法があります。主な整理方法は、次の5つです。
- やりたいことより「違和感や嫌なこと」から考える
- Will・Can・Mustの3つで「何をすればよいか」を決める
- 理想と現状のギャップを整理して「何が足りないか・何を変えたいか」を見つける
- ロールモデルから「理想像を借りる」
- ライフイベントも含めて「いつまでにどんな状態でいたいか」を考える
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.やりたいことより「違和感や嫌なこと」から考える
「やりたいことが見つからない」というときは、反対に「やりたくないこと・嫌だと感じること」を書き出してみましょう。今の仕事や環境の中で、もやもやすること・続けるのがしんどいと感じることを言葉にしてみるのがおすすめです。
例えば「単調な作業を延々と続けるのがつらい」と感じるなら、変化のある仕事や、工夫の余地がある業務を求めているのかもしれません。
ネガティブな感覚を掘り下げていけば、自分が本当に大切にしていることが見えてくるでしょう。
2.Will・Can・Mustの3つで「何をすればよいか」を決める
Will・Can・Mustの3つの視点で整理すると、自分が大切にしたいことや強み、仕事で求められていることが見えやすくなります。
- Will(やりたいこと):仕事を通じてやりたいこと、大切にしたいこと。なぜそれをやりたいのかまで、あわせて深掘りしてみる。
- Can(できること):今の自分が持っているスキルや経験、強み。ポータブルスキルとヒューマンスキルに分けて整理すると考えやすくなる。
- Must(求められていること):仕事や組織から期待されている役割や、今後求められること。
例えば「人の役に立ちたい」というWill、「傾聴が得意」というCanがあるなら、仕事で求められている役割も踏まえながら、「サポート部門への異動を希望する」「顧客対応の経験を積める業務に就く」といった行動が見えてくるかもしれません。
Will・Can・Mustを照らし合わせることで、「何をすればよいか」が具体的に見えてくるでしょう。
3.理想と現状のギャップを整理して「何が足りないか・何を変えたいか」を見つける
理想の働き方や仕事で目指したい姿と、今の自分の状況を比べてみましょう。経験・スキル・働き方・環境など、どこに差があるかを整理していきます。
この段階では、具体的な行動計画までは決めなくて問題ありません。まずは「何が足りないか」「何を変えたいか」を明確にしておきましょう。
4.ロールモデルから「理想像を借りる」
自分だけでは理想の姿をイメージしにくいときは、「こんな人になりたい」と思える人物を見つけてみましょう。身近な先輩でも、有名人でもかまいません。
その人のキャリアの歩み、仕事への姿勢、働き方のどこに惹かれているのかを掘り下げてみてください。その人に惹かれる点を言葉にすると、自分の理想像が明確になり、キャリアプランに落とし込みやすくなります。
5.ライフイベントも含めて「いつまでにどんな状態でいたいか」を考える
結婚・出産・育児・介護といったライフイベントも、キャリアプランに取り入れて考えてみましょう。「いつまでにどのような働き方や生活を実現したいか」をライフイベントとセットで考えると、より現実的な計画になります。
ただし、社内面談や面接の場では、プライベートの計画そのものではなく、仕事上の目標を軸に伝えるのが基本です。ライフイベントを踏まえて考えた「今後どう働きたいか」という希望を、仕事の目標として整理して伝えるとよいでしょう。
キャリアプランの作り方3ステップ
ここまで整理してきた内容を、実際に「キャリアプラン」として形にしていきましょう。作り方は、次の3つのステップです。
- 仮のゴールを設定する
- 短期・中期・長期に目標を置く
- 定期的に見直して更新する
3つのステップに沿って、整理した内容をキャリアプランに落とし込んでいきましょう。
ステップ1.仮のゴールを設定する
完璧なゴールは必要ありません。「今の自分が納得できる仮のゴール」で十分です。「◯年後にどのような働き方や役割を目指したいか」という大まかな方向性を、ひとつ決めましょう。
ゴールを考えるときは、前の章で整理した内容を振り返ってみましょう。違和感から見えてきたこと、Will・Can・Mustで整理した内容、理想と現状のギャップ、ロールモデルなどをもとに、年収・役職・働き方・関わる仕事など、自分が大切にしていることを軸に考えてみてください。
ステップ2.短期・中期・長期に目標を置く
仮のゴールが決まったら、短期・中期・長期に分けて目標を置いていきましょう。
- 短期(1年以内):今すぐ取り組めること、身につけたいスキル、変えたい行動
- 中期(3〜5年):短期で積んだ経験をもとに目指す役割やポジション、資格
- 長期(5〜10年):仮のゴールに向けて、どのような立場で何をしていたいか
このとき、前の章で整理したライフイベントも踏まえておくと、生活の変化も見据えた現実的な目標になります。
期間ごとに区切ることで、抽象的な目標を具体的な行動に落とし込みやすくなるでしょう。
ステップ3.定期的に見直して更新する
キャリアプランは、一度作って終わりにするものではありません。半年から1年ごとを目安に、定期的に振り返りましょう。
振り返るときは、以下のポイントを確認します。今の自分とのずれを感じた部分があれば、その都度目標を修正していきましょう。
- 最初に立てた目標に変化はないか
- 新しく得た経験やスキルはあるか
- 働き方や生活の希望に変化はないか
見直しを重ねながら、その時々の自分に合うキャリアプランへ調整していきましょう。
【年代別】キャリアプランを考えるときのポイント
キャリアプランで重視したいポイントは、年代によっても変わります。ここでは、20代から50代まで、年代別にキャリアプランを考えるときのポイントを紹介します。
- 20代は「やりたいこと」より「できること」を増やす
- 30代は強みを言語化してキャリアの軸を決める
- 40代は経験を活かして専門性を高める
- 50代はこれまでの経験を次の仕事につなげる
いずれの年代でも、明確な職種名や将来像が思いつかない場合は、今ある経験や価値観から仮の方向性を決めれば十分です。それぞれ詳しく見ていきましょう。
20代は「やりたいこと」より「できること」を増やす
20代でまだ経験が少ない場合、「やりたい仕事」を無理に決めようとするより、「さまざまな経験を通じてできること・得意なこと」を増やしながら方向性を探していくとよいでしょう。
「目の前の仕事の中で新しい業務に手を挙げてみる」
「部署をまたぐプロジェクトに参加してみる」など、経験の幅を広げる行動が、後々のキャリアの選択肢を増やすことにつながります。
この時期に、無理に将来像を確定させる必要はありません。「今はまだ模索中」という状態でも、焦らず経験を重ねながら方向性を探していけばよいでしょう。
30代は強みを言語化してキャリアの軸を決める
30代では、これまでの経験や評価されたことを振り返り、自分の強みや大切にしたい働き方を言語化して、キャリアの軸を整理していくとよいでしょう。
上司や同僚から言われた言葉、成果につながった仕事を書き出してみると、自分では気づいていなかった強みが見つかるかもしれません。
結婚や出産・子育てなどのライフイベントを意識し始める時期でもあるため、働き方の希望とあわせて軸を整理しておくと、今後の選択がしやすくなります。
40代は経験を活かして専門性を高める
40代では、これまで蓄積してきた経験やスキルを棚卸しし、専門性をさらに深めていく方向を考えてみましょう。一方で、40代ではチームをまとめたり後輩を育成したりするなど、これまでの経験を活かして役割を広げる方向もあります。
どちらか一方に決めきれない場合は、両方の可能性を残しながら、今の職場で求められている役割を確認してみるのもひとつの方法です。
年齢を重ねるほど、これまでの実績が評価される場面も増えていきます。「積み上げてきた経験を、次にどう活かしたいか」という視点で考えてみましょう。
50代はこれまでの経験を次の仕事につなげる
50代では、これまでの経験・人脈・専門性を整理し、今の職場での役割だけでなく、「これまで培ってきたものを今後どう活かして働き続けたいか」という視点が大切です。培ってきた専門知識を後進に伝える役割や、別の職種・働き方で経験を活かす道など、選択肢を広げて考えてみましょう。
「今のポジションを維持すること」だけを目標にせず、これまでの経験をどんな形で還元していきたいかを整理しておくと、今後のキャリアの方向性が見えやすくなります。
社内面談や採用面接での
キャリアプランに関する質問への対策

社内面談や採用面接でキャリアプランを聞かれることに備えて、答え方を準備しておきましょう。
ここでは、企業がキャリアプランを聞く理由と答え方の基本を解説します。あわせて、伝えるときの注意点や職種別の例文も紹介します。
企業がキャリアプランを聞く理由
企業によって質問の意図は異なりますが、一般的には、「自社で実現できるキャリアプランかどうか」を確認するために聞かれることがあります。あわせて、自分のキャリアに向き合う姿勢や成長意欲、長期的に働くイメージがあるかを確認する意図もあります。
そのため、完璧な将来像を用意するよりも、今の時点で考えている方向性を自分の言葉で伝えることが大切です。今の時点で自分なりの方向性を整理しておくと、身構えすぎずに準備を進めやすくなるでしょう。
キャリアプランの答え方
キャリアプランは、以下の3段階の構成で伝えると、相手に伝わりやすくなります。
- 最終的に目指す状態(結論)
- そのために経験したいこと
- 現在取り組んでいることや強み
この構成は、社内面談でも採用面接でも使える基本の型です。
まず結論として目指す状態を伝え、そのために経験したいこと・身につけたいことを続けます。最後に、今取り組んでいることや自分の強みへとつなげましょう。
職種別の例文
ここからは、この3つを盛り込んだ職種別の例文を紹介します。
近い職種の例文を参考にし、今から面談や面接に備えておきましょう。
事務・管理向けの例文
| 【事務・管理向けの例文】 将来的には、部門全体の業務効率化を担い、周囲から頼られる存在になりたいと考えています。そのために、日々の業務だけでなく、業務改善やチームのマネジメントにも関わり、幅広い経験を積みたいです。現在は、既存業務のマニュアル化を進め、誰でも効率よく業務を進められる仕組みづくりに取り組んでいます。 |
事務・管理系であれば、業務改善や周囲のサポート、マネジメントなど、現在の業務から一歩先の役割につなげて考えるとキャリアプランを組み立てやすくなります。
営業系向けの例文
| 【営業向けの例文】 将来的には、商品を提案するだけでなく、顧客の課題を理解したうえで解決策を提案できる営業になりたいと考えています。そのために、担当業界の知識や提案スキルをさらに深め、さまざまな顧客への提案経験を積みたいです。現在は、既存顧客との関係構築を大切にし、相手の要望や課題を丁寧に聞き取ることを意識しています。 |
営業系であれば、顧客との関係構築や提案力など、これまで培ってきた経験をもとに、今後どのような営業を目指したいかを考えてみましょう。
IT・エンジニア系の例文
| 【IT・エンジニア系の例文】 将来的には、複数の技術領域に対応し、幅広い案件で活躍できるエンジニアになりたいと考えています。そのために、現在の担当業務で基礎を固めながら、新しいプログラミング言語や設計などの上流工程にも挑戦したいです。現在は、担当システムの改修を通じて技術力を高め、分からないことを自分で調べて解決する力も身につけています。 |
IT・エンジニア系では、今後身につけたい技術や経験したい工程を具体的にすると、目指す方向性を整理しやすくなります。
医療・介護系向けの例文
| 【医療・介護向けの例文】 将来的には、利用者一人ひとりの状況や希望を理解し、その人に合ったケアを提供できる存在になりたいと考えています。そのために、日々の業務を通して専門知識や対応力を身につけ、必要な資格の取得にも取り組みたいです。現在は、先輩の指導を受けながら基本的な対応を身につけるとともに、利用者とのコミュニケーションを大切にしています。 |
医療・介護系であれば、専門知識や資格だけでなく、利用者や患者に対してどのような支援ができる人材になりたいかを考えると、方向性が見えやすくなります。
サービス系の例文
| 【サービス系の例文】 将来的には、お客様一人ひとりの希望や状況をくみ取り、満足度の高いサービスを提案できるスタッフになりたいと考えています。そのために、接客スキルだけでなく、商品やサービスに関する知識もさらに身につけたいです。現在は、お客様の要望を丁寧に聞き取り、状況に合わせて提案することを意識し、さまざまな接客経験を積んでいます。 |
サービス系では、接客や提案などの経験をもとに、今後どのような価値をお客様へ提供したいかを考えてみましょう。
職種が異なる場合でも、「目標→必要な経験→現在の取り組み」の順番に当てはめると、自分なりのキャリアプランを整理しやすくなります。ここで紹介した例文を参考に、自分の経験や目指したい方向に置き換えて考えてみてください。
キャリアプランを伝えるときの注意点
キャリアプランを伝えるときは、次の4点に注意しましょう。
- プライベートの予定だけを中心にしない
- 志望動機や応募理由と矛盾させない
- 応募先で実現しにくい内容にしない
- 「成長したい」など抽象的な回答だけで終わらせない
キャリアプランを伝える際はプライベート中心の回答にしないことを意識しましょう。ライフイベントを考慮すること自体は問題ありませんが、伝える際は仕事上の目標を軸にすると、面接でも説得力を持たせられます。
また、キャリアプランと志望動機に矛盾があると回答全体の一貫性が伝わりにくくなります。志望動機や応募理由とのつながりも意識しましょう。
応募先の事業内容やキャリアパスとかけ離れたプランにならないようにすることも大切です。事前に業界研究・企業研究をしたうえで、実現可能な範囲で伝えましょう。
キャリアプランが思いつかないときにおすすめの相談先

一人で考えていてもなかなか答えが出ない場合は、誰かに話しながら整理する方法もあります。キャリアプランについて相談できる主な相談先は、次の3つです。
- 転職エージェント:希望の業界や職種がある程度決まっている人におすすめ
- キャリアコーチング:今後どのように働きたいかじっくり考えたい人におすすめ
- キャリア相談サービス:気軽に相談だけしてみたい人におすすめ
それぞれ特徴が異なるため、自分の状況や相談したい内容に合った相談先を選びましょう。
転職エージェント
転職を具体的に検討している場合は、転職エージェントへの相談が有効です。非公開求人の紹介や書類添削、面接対策まで、無料でサポートを受けられます。
希望する業界や職種がある程度決まっていて、実際の求人を見ながら今後のキャリアを考えたい人にも向いています。
一方で、求人紹介や転職活動の支援が中心となるため、「転職するかどうかまだ決めていない」段階では、希望する相談内容と合わない場合もあります。
キャリアコーチング
キャリアコーチングは、自己分析やキャリアプランの設計をプロに伴走してもらえるサービスです。転職を決めていない段階でも利用できるサービスもあり、「今後どのように働きたいか」をじっくり考えたい人に向いています。
ただし有料のサービスも多く、数万円から数十万円程度の費用がかかることもあるため、予算に応じて検討しましょう。
キャリア相談サービス
キャリア相談サービスは、転職するかどうかが決まっていない段階でも、キャリアについて話を聞いてもらえる相談サービスです。エージェントへの登録やコーチングに踏み切れない人にとって、比較的ハードルの低い選択肢です。
例えば転職相談BARでは、国家資格キャリアコンサルタントが対応し、「話しながら整理する」ところから相談できます。横浜店はJR横浜駅から徒歩2分の場所にあり、完全予約制で、相談料・ドリンク代ともに無料です。
模擬面接に対応してもらえる場合もあり、実際に利用した方の声は転職相談BARの公式サイトでも紹介されています。転職を決めていなくても利用できるので、今のモヤモヤをまず言葉にしてみたい方は、気軽な相談先として検討してみてください。
キャリアプランが思いつかないときは、今の自分から整理しよう
キャリアプランが思いつかないときは、完璧な答えを出そうとせず、まずは今の自分を整理することが大切です。キャリアプランは「仮のゴール」で十分であり、一度決めても経験や環境の変化にあわせて更新し続けていくものです。
やりたいことがわからない場合は、いきなり理想を探そうとせず、「違和感」や「嫌なこと」から整理を始めてみましょう。
社内面談や面接でどう答えるか迷ったときも、「目指す状態→必要な経験→今の取り組み」という同じ構成に当てはめれば、自分の言葉で伝えやすくなるでしょう。
一人で考えて行き詰まったときは、話しながら整理するという選択肢もあります。転職相談BARでは、転職するかどうかが決まっていない段階でも、今の気持ちを話すところから相談できます。
まずは気軽に、来店予約やLINE登録から始めてみてはいかがでしょうか。
